企業様の声

企業様の声

様々な業種、様々な医療ヘルスケアにコミットメント段階の企業様にご参加いただいています。

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株式会社ケディカ

代表取締役社長
三浦智成

http://www.kedc.co.jp

ASUへの参加の目的は、当社の「機能表面処理」の技術が活用できる医療機器等を見出すことと、ASU参加企業の方々との人的交流から具体的なニーズを捉えることでした。
2014年7月にASUに参加し、週1回のペースのクリニカル・イマージョンでは、病院内のメンテナンス部門などを視察、現場で働く医療者の意見も聞きながら、医療現場に潜むニーズを探索しました。そして、医療現場で使用する機器を清潔・清浄に維持するために日常的に行っている洗浄に苦慮されていることがわかり、この点に当社技術の転用方法を模索することとしました。また、製品開発から販売に至る過程で、ASUプログラムでは、データの取得、学術的な発表、ニーズ調査、安全性評価のフィールドアレンジなどの支援を積極的に行っていただきました。これらは、東北大学のネットワークや総合大学としての強みを、ASUを通して提供いただいた大きな成果でもあります。最終的に、2017年8月、歯科用器具洗剤(ケディクリーンTZK)の販売を開始しました。この洗浄液は表面処理を行う際に最も重要な洗浄技術(被処理物表面の洗浄化)のノウハウを活かしたもので、従来の洗浄液と比し、作業負荷の低減、作業の安全性および清浄度の飛躍的な向上につながっています。

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日本ゼオン株式会社

総合開発センター
メディカル研究所
嶋 辰也

http://www.zeon.co.jp

研究開発をあるべき姿で進めるために、ASUに参加しています。過去に海外の医師と医療機器を共同開発した際、特定のユーザーのニーズしか満たせず、仕様変更を余儀なくされた経験があります。以来、ニーズを早期に正しく理解する重要性を認識しています。
ASUは、臨床現場の現実を技術者が体感し、アイディアを沢山の医療従事者に確認することができる、理想的なプログラムで、特定のユーザーではなく、広くニーズを掘り起こさなければならないという課題のあった研究開発の進め方が、ASUにより大きく変わりました。今ある道具で解決すべく奮闘する臨床現場の現状を踏まえ、医療従事者との対話を重視した研究開発へ変更することが出来ました。また、参加メンバーの研究開発に取り組む意識が変わり、次代を担う「人財」に成長していることも大きな成果です。
現在、医療機器における顧客ニーズの高度化・多様化が進んでおり、提供できる価値を高めるには、オープンイノベーションは重要な手法と考えています。ASUには魅力的な技術を持つ企業が沢山参加されており、参加企業同士を結びつける取り組みが促進する事も期待しています。

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帝人ファーマ株式会社

在宅医療企画技術部門
医療技術研究所
岡田 萌

http://www.teijin-pharma.co.jp

弊社では、呼吸器、循環器、睡眠、リハビリ領域において在宅医療のサービスを提供しており、医療技術研究所では新しい医療価値を創出する研究テーマを探索し、製品化の見極めを行っています。日本では、企業人が医療実態を理解し、医療ニーズを掴むことができる場が現状少ないなか、自らの目で医療現場を確認し、医療者・研究者と議論できる環境が整っているASU活動に魅力を感じ、参加することにしました。
ASUに参加して、今までネットワークがなかった新規領域の現場観察・ニーズ掘り起しの機会を得て、ソリューションの幅が広がったと感じています。また、医療者や工学の専門家とのディスカッションにより、短時間でニーズの本質を掴むことができました。現場観察やディスカッション、参加企業の方々との交流会を通じて様々なつながりを持てる点もASU活動の魅力と感じています。
現在は東北大学病院での活動がメインですが、今後、救急から在宅まで様々な医療現場でニーズを抽出できると、より幅広く医療価値を提供できるのではと感じています。

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日本電気株式会社 (NEC)

データサイエンス研究所
デジタルウェルネスTG
野崎岳夫

http://jpn.nec.com

社内のロボット戦略で、高齢者の健康延伸の鍵は「歩行」と定め、社会課題を解決するロボットやAIサービスのニーズ・研究テーマ探索を目的にASUに参加しました。
当初は医療向けロボットのニーズ把握、実態調査が目的でしたが、まず医療の現実、スタッフの導線を知ることで、医療スタッフや患者さんとのコミュニーケーションの取り方を学んだほか、モチベーションが大いに高められました。狭い技術領域のニーズ探索にとどまらず、ヒアリングと議論を行うことで、将来どんなビジネスモデルや事業化につながるか、介護保険や地域包括ケアを含む幅広い視野で整理ができたと思います。その結果、新たな研究テーマの早期立ち上げが可能になり、弊社が得意とするIoTセンシング基盤技術、システム技術を利用した在宅医療ビジネスに資する歩行計測・ロボットの研究開発につながっています。さらに本研究は、弊社と東北大学医工学研究科との共同研究に発展し、成果の一部は弊社内の事業化に向けた製品PoC や他社との共同研究への呼び水となる等、相乗効果を生み始めています。