株式会社FiNC Technologies 執行役員 インタラクティブ・コミュニケーション事業本部 本部長 島田 明恵 先生「ユーザーインサイト解読からの企画設計 ~ユーザーニーズ×売上×ブランディング×カスタマーサクセスの実現を目指して~ 」を開催しました

7月13日(水)18:00-19:00、今年度第3回目の未来型医療創造卓越大学院プログラム(共催:臨床研究推進センターバイオデザイン部門・医工連携イノベーション推進事業)FM DTS 融合セミナー 株式会社FiNC Technologies 執行役員 インタラクティブ・コミュニケーション事業本部 本部長 島田明恵先生の講演会をオンラインにて開催致しました。

今回の講演では、ユーザーインサイト解読からの企画設計と題して、ユーザーニーズ×売上×ブランディング×カスタマーサクセスを実現するための企画設計についてご講演いただきました。

企画設計の土台は、自分の経験・記憶などの「input」、そしてそれを整理してアイディアを創造する「output」のスパイラルを回していくことだと解説されました。また、企画設計の際には人間の意識・行動フローをもとに施策を考えることが重要であるとした上で、“「自分ごと」化のきっかけ提供”、“体験機会の創出”、“励ましあい”、“効果の実感”、“成長意欲”といったキーワードを挙げ、それぞれのキーワードに対するFiNCアプリ内の施策をご紹介されました。

ユーザーニーズ×売上×ブランディング×カスタマーサクセスを実現するための企画設計についても実際の事例を交えて解説し、これら4つの要素は独立することなく全てが相関しているということを強調されました。また、ブランディングにおいては初期体験が重要であり、相手の心と脳にどれだけポジティブな記憶を残せるかがカギになると話されました。そのためにも、若いうちから心と脳に記憶される経験を多く積み、自分自身の経験をもとにユーザーニーズを想像することが重要だと締めくくられました。

講演後の質疑応答では多くの質問が挙がり、活発な議論が行われました。企画設計にあたって最適なユーザーを抽出する方法についての質問には、FiNCアプリでの事例をもとに、対象ユーザーを広く設定して情報収集したのちに特定のユーザーにフォーカスするという手法もあるとご回答されました。

本講演会は、卓越大学院プログラムに参加する学生の他、企業の方を含む幅広い領域から学内外473名の方々にご参加いただきました。

島田明恵先生、ご講演いただきありがとうございました。