株式会社ケアネット 取締役 風間浩先生講演会「医療メディア編集長が語るヘルスケアITの今後」を開催しました

12月1 日(火)18:00-19:00、今年度第10 回目の未来型医療創造卓越大学院プログラム(共催:臨床研究推進センターバイオデザイン部門)FM DTS 融合セミナー 株式会社ケアネット 取締役 風間浩先生の講演会をオンラインにて開催致しました。


風間先生は医療雑誌記者を務めた後、広告代理店からWebメディアビジネスへ参画され、編集長としてご活躍です。今回の講演では、風間先生のご経験をふまえてこれまで医療メディアがどのようにIT化してきたか、そしてこれからの診療におけるDX化( Digital transformation )の方向性についてお話しいただきました。 講演の中で、ITは「技術」で、DXは、ITによってもたらせる「より便利な状態」であるということ、そして、ヘルスケア分野は多岐にわたり大きなお金が動き、DX化できる部分も多く、成長余地が大きいということをお話しされていました。情報媒体がネットなど多様性に富むようになり、ターゲットへ届ける波及効果も変わることに加えて、カスタマー側が興味関心を持つ内容も変わっています。ビジネスモデルは常に変化しており、提供される価値も変化していくことがよくわかり、大変勉強になりました。


学生からの質問では、「日々変わっていく世の中で新しいビジネスを行っていくにあたり、大切にされている考え方はあるか?」という質問があり、風間先生からは「まず、今やっていることの延長線上で考えること。アナログの行為を分解していくと、今当たり前のことが実は非効率であったりすることがあるので、デジタルに置き換えられるものを明確にしてアナログと合わせていくことが重要だ」とお答えいただきました。本講演会は、卓越大学院プログラムに参加する学生の他、企業の方を含む幅広い領域から学内外230 名の方々にご参加頂きました。風間先生、ご講演ありがとうございました。