分野横断型医工学研究プラットフォーム(BASIC)講演会:経済産業省 富原早夏氏講演会 「経済産業省が考える、今後の医療機器・ヘルスケア産業政策について ~COVID-19の中で考える人生100年時代の課題~」を開催しました
2020年9月16日(水)に、東北大学病院臨床研究推進センターバイオデザイン部門主催、未来型医療創造卓越大学院プログラム、未来医療人材育成寄附部門/ベッドサイドソリューションプログラム共催で、分野横断型医工学研究プラットフォーム(BASIC)講演会を開催しました。
講演は、経済産業省 商務・サービスグループ、ヘルスケア産業課 医療・福祉機器産業室付の富原早夏氏に、「経済産業省が考える、今後の医療機器・ヘルスケア産業政策について ~COVID-19の中で考える人生100年時代の課題~」と題して、コロナ禍での日本の課題と期待されている改革についてご紹介頂きました。
富原氏には、コロナ時代の新たな状況変化として、「デジタル化、オンライン化の進展」「職住不接近」「ギグエコノミー」「失業・貧困・保健衛生等の社会的リスクの顕在化」「グローバリズムの修正」があり、「医療安全保障」「新たな日常のためのプラットフォーム&命を守る物資の確保」「海外に対する日本の医療産業の弱点克服」が課題となっているという認識を提示いただきました。
また、そこで求められる医療・産業・社会のあり方、医療者と企業との一層の連携への期待についてお話していただき、医療従事者の働き方改革と医療現場のイノベーションを進める上で、多くの示唆をいただきました。
本セミナーには、約350名の方にお申し込みを頂き、その半数以上が学外の方で、多くの方の関心を集めました。