帰朝報告:インド・ベンガルール

2019年8月21-24日まで、世界のトップIT産業都市の一つであるインド・ベンガルールで開催されたIoT India Congress 2019のFuture Tech Spotlightでのプレゼンテーション、また、同日併催されたPhilips 5th Edition of Digital Health でのパネルディスカッションに参加してまいりました。IoT IndiaはIETが主催しており、今回も、1600名以上の参加者で、2日間で83名のスピーカーの講演が行われました。展示も53ブースあり、さまざまな新しい取り組みをみることができました。8月22日のプレゼンテーションでは、少子高齢化をはじめとした、さまざまな社会変化に直面している中にあって、日本、とりわけ東北地方がかかえる課題をaccessibility、availability、affordabilityの観点から過去10年、現在におけるデータもまじえて述べ、そういった中で新しいテクノロジーをいかにして上手に使いこなし課題を解決するか、さらには産業化につなげるか、について現在日本で進んでいる取り組みについて東北大学病院ベッドサイドソリューションプログラムASUや、東北大学とフィリップス・ジャパンが取り組んでいる事例を含めてご紹介させていただきました。パネルディスカッションでは、のShivaさんがmoderatorでアイントフォーヘンのRoyal PhilipsのDesign HeadのSean Carneyさん、インドのビジネスリードのRohitさん、Raj先生とともにvalue based careをいかにしてインドで展開するかについてディスカッションさせていただきました。インドのIoTで世界ナンバーワンになるという熱気、そして、いま、インドをはじめ、世界中で取り組まれているテクノロジーは世界の別の場所の課題の本質をつく形になることで大きなイノベーションになり得ることを感じました。

8月23日はフィリップスのグローバル開発拠点の一つであるフィリップスイノベーションキャンパス(PIC)(2018年12月14日帰朝報告参照)、Sakra World Hospital、JETRO Bengaluruを訪問してまいりました。

現地での本場インド料理も堪能しました。次回は春の訪れを告げるHolyの季節に訪問することになると思いますが、次回は学生さん、若手の先生にも一緒に来ていただき、ここで感じるIT、データサイエンスの未来を一緒に経験いただきたいと思います。

文責 中川敦寛

 

   

    

【1段目】左:オープニングのCG、中央:オープニングIETからのプレゼンテーション、右:Future Tech Spotlight

【2段目】左:Philips Digital Health Conclave、中央:[Philips Digital Health Conclave:パネルディスカッション]、

右:Arun H Shastry先生と(@Sakra World Hospital)

【3段目】ベンガルールの渋滞は相変わらず