主催

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令和5年度 AMED次世代医療機器
連携拠点整備等事業シンポジウム

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厚労省の取り組みとして進められている医師や医療従事者の働き方改革では、「年960時間以内」を原則とする時間外労働の上限規制を医師に適用する2024年に向け、業務の効率化が急務とされています。

医師から他職種に業務を移管する「タスクシフト」の推進策などが検討されているほか、ICTやロボットによる業務の効率化も重点課題です。また、医療現場に求められる生産性向上とは、医療の質や安全性を維持しながら、医療サービスの提供効率やコスト効果を高めることであり、この目的は医療費の抑制や医療従事者の働き方改革、患者満足度の向上などにあります。

更に、2040年、その先に向け、人材不足が進んでいる社会情勢の中で、医療現場におけるリスキリングも急速な医療技術や環境の変化に対応し、より高度なケアや効率的な業務遂行を行うために必要とされます。このような状況にあって、従来の医療機器事業を推進する企業に加え、ICT企業などの異業種から新たに参入し、医療・ヘルスケア分野で事業を拡大するチャンスも増えています。

本シンポジウムではこのような背景のもと、実績のある医療機器事業者に加え、医療・ヘルスケア分野に新たに参入する企業、また新規事業を試みるスタートアップ企業の方々に向け、医療現場にとって真に有効なソリューションを開発するために、医療現場のニーズからどのようにイノベーションに繋げていくかのヒントを得ていただけるよう、全体デザインの視点も加えながら必要なスキルとピットフォールの回避について、以下の講演とパネルディスカッションを予定しています。

PROGRAM プログラム

13:00〜

開会挨拶

池田 浩治
(東北大学病院臨床研究推進センター 開発推進部門)

13:05〜13:35
講演1 20分 質疑応答10分

「デザインアプローチを活用した途上国のニーズにあった製品開発」

〈 講師 〉
鷹取 文彦氏
(日本光電工業株式会社 技術開発本部
生体モニタ技術開発部 呼吸・麻酔機器部 次長)

13:35〜14:15
講演2 30分 質疑応答10分

「ワークフローを通じたソリューション開発を実現するためには
ワークフローの可視化が必要、可視化の実際とコツ」

〈 講師 〉
Cameron,Andrew氏
(株式会社フィリップス・ジャパン 
Head of Business Excellence)

14:15〜14:45
講演3 20分 質疑応答10分

「co-creationを通じたワークフローの改善実例」

〈 講師 〉
大田 英揮氏
(東北大学病院 
メディカルITセンター 教授)

休憩

14:45〜15:05

CRIETO紹介映像配信


15:05~15:45
パネルディスカッション 40分

「新規企業が参入するための課題とコツ」

〈 パネルディスカッションモデレーター 〉
 中川 敦寛
(東北大学病院 産学連携室)
 志賀 卓弥
(東北大学病院 産学連携室)

〈 パネリスト 〉
 鷹取 文彦氏
 Cameron,Andrew氏
 大田 英揮氏
 三澤 裕氏
(一般社団法人日本医療機器テクノロジー協会 アドバイザー)
 中山 将行氏
(エア・ウォーター株式会社 ヘルス&セーフティーグループ 市場開発部 部長)
 間々田 圭祐(東北大学病院臨床研究推進センター 開発推進部門)

15:45〜15:55

総括

大塚 佑基
(東北大学病院臨床研究推進センター 開発推進部門)

15:55〜16:00

閉会挨拶

鈴木 由香
(東北大学病院臨床研究推進センター 国際部門)

PROFILE

講 師 

鷹取 文彦 氏

日本光電工業株式会社
技術開発本部 生体モニタ技術開発部 呼吸・麻酔機器部
次長

日本光電で約20年間医療機器開発に従事している。主に呼気CO2センサ・フローセンサなどの呼吸センサ、およびそれらセンサを用いたモニタ開発を行い、現在は呼吸や麻酔に関連した機器の開発を行っている。AMEDの開発途上国・新興国等における医療技術等実用化研究事業で開発したモニタを用いて、日本および新興国の医師とともに新興国の新生児蘇生の改善に向けた活動を行っている。ISO/TC121/SC3(人工呼吸器および関連機器)の委員としても活動している。

日本光電で約20年間医療機器開発に従事している。主に呼気CO2センサ・フローセンサなどの呼吸センサ、およびそれらセンサを用いたモニタ開発を行い、現在は呼吸や麻酔に関連した機器の開発を行っている。AMEDの開発途上国・新興国等における医療技術等実用化研究事業で開発したモニタを用いて、日本および新興国の医師とともに新興国の新生児蘇生の改善に向けた活動を行っている。ISO/TC121/SC3(人工呼吸器および関連機器)の委員としても活動している。

Cameron,Andrew 氏

株式会社フィリップス・ジャパン
Head of Business
Excellence

2003年国際大学MBAプログラム卒業。 カナダ・ビクトリア大学卒業。
トヨタ自動車株式会社での10年間を含む、20年にわたるリーン生産方式とカイゼンの経験。
カナダ、米国、欧州の医療機器、製薬、銀行、製造業において、リーン生産方式と業務改革を経験。

2003年国際大学MBAプログラム卒業。 カナダ・ビクトリア大学卒業。 トヨタ自動車株式会社での10年間を含む、20年にわたるリーン生産方式とカイゼンの経験。 カナダ、米国、欧州の医療機器、製薬、銀行、製造業において、リーン生産方式と業務改革を経験。

大田 英揮 氏

東北大学病院
メディカルITセンター 
教授

放射線診断専門医として、画像診断及びインターベンショナルラジオロジーの領域で日常診療に従事している。また、放射線部副部長として、放射線部内における、医療安全及び継続的な業務改善の取り組みを、所属する医療スタッフと継続して実施している。本年度からは、メディカルITセンター(医療情報部)部長として、電子カルテシステム、情報セキュリティの管理を担当するとともに、情報部門の視点から院内の業務フロー改善を目指している。

放射線診断専門医として、画像診断及びインターベンショナルラジオロジーの領域で日常診療に従事している。また、放射線部副部長として、放射線部内における、医療安全及び継続的な業務改善の取り組みを、所属する医療スタッフと継続して実施している。本年度からは、メディカルITセンター(医療情報部)部長として、電子カルテシステム、情報セキュリティの管理を担当するとともに、情報部門の視点から院内の業務フロー改善を目指している。

パネリスト

三澤 裕 氏

一般社団法人日本医療機器テクノロジー協会
アドバイザー

1982年⽇本光電⼯業(株)に⼊社。⽣体計測、治療機器の研究開発を担当。1992年テルモ(株)に⼊社。主に新規分野の診断治療機器開発、開発企画、事業および研修センター運営、薬事やガバメントアフェアに従事。2016年6⽉から⼀般社団法⼈⽇本医療機器テクノロジー協会専務理事。2023年6⽉よりアドバイザー。⽇本医療研究開発機構(AMED)課題評価委員、経済産業省医療機器ビジョン研究会専門委員、同検討WG委員を務める。

1982年⽇本光電⼯業(株)に⼊社。⽣体計測、治療機器の研究開発を担当。1992年テルモ(株)に⼊社。主に新規分野の診断治療機器開発、開発企画、事業および研修センター運営、薬事やガバメントアフェアに従事。2016年6⽉から⼀般社団法⼈⽇本医療機器テクノロジー協会専務理事。2023年6⽉よりアドバイザー。⽇本医療研究開発機構(AMED)課題評価委員、経済産業省医療機器ビジョン研究会専門委員、同検討WG委員を務める。

中山 将行 氏

エア・ウォーター株式会社
ヘルス&セーフティーグループ市場開発部 部長

1994年大同ほくさん株式会社(現 エア・ウォーター株式会社)入社。医療事業、特に医療機器事業を中心に従事し、製品開発、ロジスティックス、製造業‣品質管理、事業統括、保険適用申請等を経験。2020年6月から現職。医療・ヘルスケア領域を中心とした新規事業・新規商材検討、各種マーケティング、M&A 探索・推進等に従事している。

1994年4月 大同ほくさん株式会社(現 エア・ウォーター株式会社)入社。
以降、主に医療事業、特に医療機器事業を中心に従事。
製品開発、ロジスティックス、製造業‣品質管理(主に輸入品)、事業統括、保険適用折衝など、ほぼ一通りを経験。
現部署においては、新規事業・新規商材検討、各種マーケティング、M&A 探索・推進等に従事。